私が好きになったのはどっちなの?
「うん」とまた優希くんの声がして、何度も目を瞬いた。
 ずっと昏睡状態だった優希くんが目を覚ました。
 夢じゃない!
「優希くん、先生呼んでくるから待ってて!」
 優希くんの病室を飛び出し、医局に向かって走る。
「蓮先生〜!」
「水森さん、廊下走らない!」
 師長に怒られたけど、それどころじゃなかった。
 医局でミィーティング中だった蓮先生に息急き切りながら声をかける。
「れ、蓮先生、優希くんが目覚めました!」
「優希くんが?」
 蓮先生が確認してきてコクッと頷き、先生と優希くんの病室に向かう。
 病室に入ると、優希くんが私に「喉……カラカラ」と訴えた。
「花梨ちゃん、お水持ってきてあげて」
 蓮先生に言われ、「はい」と返事してナースステーションから水を取ってくる。
 よかった。優希くんが目覚めた。
 水を持って病室に入ると、蓮先生が優希くんにいろいろ質問していた。
「じゃあ、お水飲もうか」
 蓮先生が私に気づいたので、優希くんに近づいて水を飲ませる。
「一週間くらい寝てたもんね。そりゃあ喉渇くよね」
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