私が好きになったのはどっちなの?
「それはいいから、今日は優希くんが意識が戻ったお祝いしよう」
 俺の誘いに彼女が微妙な顔をする。
「本人いませんけど」
 また今日もアルコールが出ると予想しているのだろう。
「まあ、いいじゃないか」
 強引に話を進め、麻里さんに目で適当になにか持ってきてとお願いする。
 最初はルカを交え三人で食事をしていたが、そこへ土方も加わり賑やかな会になった。
 花梨ちゃんも昨日のことがあってずっとウーロン茶を飲んでいたのだが、間違って俺のウィスキーを飲んでしまう。
 「花梨ちゃん、それ俺のウィスキー」
 俺の言葉に即反応して、彼女が慌てて謝る。
「あっ、ごめんなさい。結構ゴクゴク飲んじゃった」
 その時は普通だったのだが、やはりアルコールに弱いのか、彼女はうとうとしだして壁に寄りかかって寝てしまう。
 ここで食べると、毎回こうなる気がする。
 ジャケットを脱いで花梨ちゃんの肩にかけると、ルカがそんな俺をじっと見つめて言う。
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