私が好きになったのはどっちなの?
「……うん。いなきゃ困ります。だって……私、先生が好きだから」
ここが人ごみとか忘れていた。
無事だったことが嬉しくて、自分の感情をそのまま先生にぶつける。
「花梨ちゃん……」
先生が一瞬だけ驚いた顔をしたけど、すぐに甘い顔になって私の髪を優しく梳く。
「だから、俺を追ってきたんだな」
「いつの間にか蓮先生が好きになってたの。ううん、違う。私は最初から蓮先生が好きだったの。私が骨折で救急に運ばれた時、手当てしてくれたのは先生でしょう?」
「そうだよ」
「ずっと樹先生と間違えててごめんなさい。今さら蓮先生が好きって言っても信じてもらえないんじゃないかって思ってた。それどころか、気の多い女だって思われるんじゃないかって……」
怖くて逃げていた。
「謝ることはないよ。あの頃は俺と樹の見分けなんて父親ですらできなかった」
先生は笑顔でそんな話をするが、やはり人に間違われたら少しはショックを受けるだろう。
「でも……間違われるのはつらいでしょう?」
ここが人ごみとか忘れていた。
無事だったことが嬉しくて、自分の感情をそのまま先生にぶつける。
「花梨ちゃん……」
先生が一瞬だけ驚いた顔をしたけど、すぐに甘い顔になって私の髪を優しく梳く。
「だから、俺を追ってきたんだな」
「いつの間にか蓮先生が好きになってたの。ううん、違う。私は最初から蓮先生が好きだったの。私が骨折で救急に運ばれた時、手当てしてくれたのは先生でしょう?」
「そうだよ」
「ずっと樹先生と間違えててごめんなさい。今さら蓮先生が好きって言っても信じてもらえないんじゃないかって思ってた。それどころか、気の多い女だって思われるんじゃないかって……」
怖くて逃げていた。
「謝ることはないよ。あの頃は俺と樹の見分けなんて父親ですらできなかった」
先生は笑顔でそんな話をするが、やはり人に間違われたら少しはショックを受けるだろう。
「でも……間違われるのはつらいでしょう?」