私が好きになったのはどっちなの?
 至極楽しげに言う彼の目は愛に満ちていた。
 私がどんなに不慣れでも、彼はすべて笑顔で受け止めてくれる。
 手で、時には口で触れるひとつひとつの動きに情がこもっていて、初めてなのに感じずにはいられなかった。
 何度喘いだかわからない。
 彼が胸の尖りを咥え、吸い上げてきてまた声をあげた。
「あ、あっ……ああん!」
 彼の吐息を肌で受けながら身体を弓なりに反らす。
「本当はずっと抱きたいって思ってた」
 彼の告白に心も身体も熱くなる。
「蓮先生……」
「もう恋人なんだから蓮だよ」
 優しく呼び方を訂正され、激しく息をしながら呼ぶ。
「蓮……」
「なんだろう。すごく嬉しい」
 蓮が顔をクシャクシャにして笑う。
 彼のそんな笑顔を見るのは初めてだった。
 まるでご褒美だと言わんばかりに甘いキスを私に落とすと、彼はすぐに身体は重ねず、私の太腿を撫で回して足元に移動する。
 足の爪先にも手で優しく触れてきたかと思ったら、今度は唇でも触れてきて、驚きの連続だった。
「あっ……蓮」
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