負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
01月06日、火曜日
昼休み、図書室に行ったらカウンターに須藤がいた。
……めっちゃ女の子に囲まれてる!
1年生の女の子たちが須藤にあれこれ話しかけていて、須藤も楽しそうに返事をしている。
なんていうか、私にもその半分でいいから優しくしてくれればいいのに。
モヤッとしつつ、ストレッチやマッサージの参考になりそうな本を選ぶ。
ていうか、あそこに貸出お願いしに行くの嫌だな。
他に図書委員は……あ、いた。カウンターの奥にもう一人男の子がいる。
女の子たちを避けて、カウンターの端から覗き込む。
「すみませーん、貸出お願いしまーす」
奥の男の子が気づいてくれて、腰を浮かせた瞬間、
「お待たせしました」
って、横から本が取り上げられた。
「俺がここにいるだろうが」
「邪魔しちゃ悪いでしょ」
女の子たちの視線から目を逸らす。
あんなに囲まれてる須藤に声かけるの嫌だよ、怖いもん。
「これだから駄犬は。スマホ鳴らすとかなんとかあるだろ」
「ええ。なんで罵倒されてんの」
本が返される。
受け取ったのに、なぜか須藤は離さない。
「俺、28日目に先輩に無視されて傷ついたなー」
「ごめんて」
「次から気をつけろよ、ほんと」
「あんた、意外と甘えただよね」
「あ、気づいた?」
ニヤッと笑う須藤が、やっと本から手を離した。
でも、本を受け取った腕が掴まれて、須藤の顔が耳元に寄せられる。
「先輩にだけだよ」
「はっ!?」
「って言うと、恋愛強者っぽい」
須藤は私から離れて綺麗な顔で笑っている。
何なのよ!?
「それ、ほんと?」
「さー、どうだろうな?」
余裕ぽい笑顔で、須藤は女の子たちの方に戻って行ってしまった。
マジで、なんなの。
……めっちゃ女の子に囲まれてる!
1年生の女の子たちが須藤にあれこれ話しかけていて、須藤も楽しそうに返事をしている。
なんていうか、私にもその半分でいいから優しくしてくれればいいのに。
モヤッとしつつ、ストレッチやマッサージの参考になりそうな本を選ぶ。
ていうか、あそこに貸出お願いしに行くの嫌だな。
他に図書委員は……あ、いた。カウンターの奥にもう一人男の子がいる。
女の子たちを避けて、カウンターの端から覗き込む。
「すみませーん、貸出お願いしまーす」
奥の男の子が気づいてくれて、腰を浮かせた瞬間、
「お待たせしました」
って、横から本が取り上げられた。
「俺がここにいるだろうが」
「邪魔しちゃ悪いでしょ」
女の子たちの視線から目を逸らす。
あんなに囲まれてる須藤に声かけるの嫌だよ、怖いもん。
「これだから駄犬は。スマホ鳴らすとかなんとかあるだろ」
「ええ。なんで罵倒されてんの」
本が返される。
受け取ったのに、なぜか須藤は離さない。
「俺、28日目に先輩に無視されて傷ついたなー」
「ごめんて」
「次から気をつけろよ、ほんと」
「あんた、意外と甘えただよね」
「あ、気づいた?」
ニヤッと笑う須藤が、やっと本から手を離した。
でも、本を受け取った腕が掴まれて、須藤の顔が耳元に寄せられる。
「先輩にだけだよ」
「はっ!?」
「って言うと、恋愛強者っぽい」
須藤は私から離れて綺麗な顔で笑っている。
何なのよ!?
「それ、ほんと?」
「さー、どうだろうな?」
余裕ぽい笑顔で、須藤は女の子たちの方に戻って行ってしまった。
マジで、なんなの。