負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
01月13日、火曜日
放課後、近くの席の子たちとダラダラ喋ってた。
本当は部活に行かなきゃだけど、寒いし、つい温かい教室でだらけちゃう。
「おい、メイサ」
ドアが開いて須藤が顔を出した。
1年の彼が2年の教室に顔を出すなんて珍しい。
私は席を立ってカバンを持ち上げる。
「ん、どしたの?」
「35日目に、なーに浮気してんの」
「は!? なに言ってんの!?」
「すんません先輩方、ダーリン返してもらいますね」
「ちょ、ばか!」
須藤はニヤッと笑って、私の手を掴んで廊下に出た。
黙ったまま階段を降りて、誰もいない踊り場でやっと止まる。
「何楽しそうにしてんだよ」
「えっ、何って、3年に上がったときの選択科目の話してたんだよ」
「そういう相談は俺にしろよ」
「なんでよ。1年にはわかんないでしょ」
「そうだけどさ」
須藤は唇を尖らせていて、そっぽを向いた。
「もしかして、妬いた?」
「ウザ」
繋いだままの手がギュッと握られた。
私はいったん手を緩めてから、また繋ぎ直した。
「部活行こう」
「うん」
「帰り、駅まで送ってね、ハニー」
「肉まんも食べる」
「私、ピザマンがいいな」
「半分くれ」
「いいよ。肉まんも味見させて」
機嫌を直したらしいハニーの手を引いて、歩き出した。
本当は部活に行かなきゃだけど、寒いし、つい温かい教室でだらけちゃう。
「おい、メイサ」
ドアが開いて須藤が顔を出した。
1年の彼が2年の教室に顔を出すなんて珍しい。
私は席を立ってカバンを持ち上げる。
「ん、どしたの?」
「35日目に、なーに浮気してんの」
「は!? なに言ってんの!?」
「すんません先輩方、ダーリン返してもらいますね」
「ちょ、ばか!」
須藤はニヤッと笑って、私の手を掴んで廊下に出た。
黙ったまま階段を降りて、誰もいない踊り場でやっと止まる。
「何楽しそうにしてんだよ」
「えっ、何って、3年に上がったときの選択科目の話してたんだよ」
「そういう相談は俺にしろよ」
「なんでよ。1年にはわかんないでしょ」
「そうだけどさ」
須藤は唇を尖らせていて、そっぽを向いた。
「もしかして、妬いた?」
「ウザ」
繋いだままの手がギュッと握られた。
私はいったん手を緩めてから、また繋ぎ直した。
「部活行こう」
「うん」
「帰り、駅まで送ってね、ハニー」
「肉まんも食べる」
「私、ピザマンがいいな」
「半分くれ」
「いいよ。肉まんも味見させて」
機嫌を直したらしいハニーの手を引いて、歩き出した。