わたしは安福先輩の何ですか?
「もっと早く来ようと思ったんだけど、そこで門倉先生に捕まって…」

文化祭実行委員顧問の門倉先生、明るくて元気な20代の男の先生で私たちともフレンドリーに話してくれる。

「なんか忘れてた仕事があるらしくて」

だけど友達感覚強過ぎて、仲良くいっぱい話してくれるのは嬉しいんだけど。

「門倉先生何忘れてたんですか?」

「横断幕の片付け」

「えーっ、それって私たちが描いたやつですか!?」

「そう、屋上から垂らしてたじゃん?それは外したんだけど、そのまま屋上に置きっぱなしで忘れた!」

「えーっ」

今年のスローガンを描いた横断幕をそのまま屋上に放置って…もう結構経ってない?テストだってあったんだよ、雨が降らなくてよかったねとしか…

「だから今日の帰り手伝ってほしいって言われて、そんな大きな仕事じゃないからわざわざ実行委員招集することでもないからちょうど通りかかった俺に…」

「わぁぁ…、それは大変ですね…」

あの日は私たちも打ち上げのことで頭いっぱいだったから誰も横断幕の存在に気付かなかったんだ。
横断幕もがんばって作ったんだけどね、なんか横断幕にも申し訳ないね。
それで安福先輩が片付けを頼まれて…

「そんな話してたら出遅れたんだよね」

でもやさしいから、それが安福先輩のいいところだから。
困った顔をしながらも笑ってる安福先輩が、私は好きなの。

「私も手伝います!」
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