元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
夜の街は仕事帰りの人たちで賑わっている。けれど、今の二人には不思議なくらい会話はなかった。沈黙が不思議と気まずいわけではなかったが、正直、何から話せばいいのか分からず、このままではと、やや焦る気持ちも生じて来る。
やがて、会社近くの小さな公園が見えてくる。
「座りましょう。」
きっかけが見つかって、内心ほっとしながら、湊がそう言うと、和那は静かに頷いた。
見えて来たベンチに、並んで腰を下ろす。でも、二人の間には微妙な距離がある。
夜風が木々を揺らしていた。心地よさを感じながらも、でもまた会話が途切れ、沈黙が二人を包む。どのくらい経ったのだろう?
「・・・すみません。」
口を開いたのは湊だった。
「俺・・・。」
一度言葉が止まる。落ち着かなきゃ・・・自分に言い聞かせるように、湊はゆっくり息を吸った。
「自分でも、何を話したいのか、ちゃんと整理できてないんです。」
その一言に、思わず和那は笑ってしまう。
「朝比奈さんらしい。」
「すみません。」
「久しぶりにそのパタ-ン?」
からかうように言った和那に
「いや、別にそういうつもりじゃ・・・本当にすみません。」
慌てて言った湊。次の瞬間、目が合って、とうとう二人して吹き出してしまう。
やがて、会社近くの小さな公園が見えてくる。
「座りましょう。」
きっかけが見つかって、内心ほっとしながら、湊がそう言うと、和那は静かに頷いた。
見えて来たベンチに、並んで腰を下ろす。でも、二人の間には微妙な距離がある。
夜風が木々を揺らしていた。心地よさを感じながらも、でもまた会話が途切れ、沈黙が二人を包む。どのくらい経ったのだろう?
「・・・すみません。」
口を開いたのは湊だった。
「俺・・・。」
一度言葉が止まる。落ち着かなきゃ・・・自分に言い聞かせるように、湊はゆっくり息を吸った。
「自分でも、何を話したいのか、ちゃんと整理できてないんです。」
その一言に、思わず和那は笑ってしまう。
「朝比奈さんらしい。」
「すみません。」
「久しぶりにそのパタ-ン?」
からかうように言った和那に
「いや、別にそういうつもりじゃ・・・本当にすみません。」
慌てて言った湊。次の瞬間、目が合って、とうとう二人して吹き出してしまう。