元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
「えっ?」
和那は動揺していた。待ち合わせ20分前には悠々到着・・・のはずだったのに、待ち合わせ場所が「ない」のだ。
(そんなバカなことが・・・。)
この日の待ち合わせ場所は、「国民的待ち合わせ場所のメッカ」と言っても過言ではない、あのお犬様の像の前。かつては、この街を本拠地としていた自分が辿り着けないわけがない・・・はずだった。でも・・・あのお犬様が、自分の知る場所に「いない」のだ。その場所は今、工事用の幕で覆われてしまって、中を伺う術もない。
中に隠されているのか、それともどこかに移動したのか・・・?でも、「あの像、どこ行きました?」なんて、私の立場で、口が裂けても聞けない。和那が途方に暮れていると
「南澤さん。」
声がする、湊だ。ホッとしたように、その方を見ると
(えっ・・・?)
普段とは別人の湊が立っている。思わず言葉を失うが
(でもこの人、考えてみれば、元芸能人なんだから、このくらいのオシャレ、当たり前だよね・・・。)
舞台裏を知らない和那は納得する。
和那は動揺していた。待ち合わせ20分前には悠々到着・・・のはずだったのに、待ち合わせ場所が「ない」のだ。
(そんなバカなことが・・・。)
この日の待ち合わせ場所は、「国民的待ち合わせ場所のメッカ」と言っても過言ではない、あのお犬様の像の前。かつては、この街を本拠地としていた自分が辿り着けないわけがない・・・はずだった。でも・・・あのお犬様が、自分の知る場所に「いない」のだ。その場所は今、工事用の幕で覆われてしまって、中を伺う術もない。
中に隠されているのか、それともどこかに移動したのか・・・?でも、「あの像、どこ行きました?」なんて、私の立場で、口が裂けても聞けない。和那が途方に暮れていると
「南澤さん。」
声がする、湊だ。ホッとしたように、その方を見ると
(えっ・・・?)
普段とは別人の湊が立っている。思わず言葉を失うが
(でもこの人、考えてみれば、元芸能人なんだから、このくらいのオシャレ、当たり前だよね・・・。)
舞台裏を知らない和那は納得する。