元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
「その時は、本気でそう思ってたんだ。ううん、今だって、そう思っている。だから信じられた。朝比奈湊がどんなに凄い奴か、私はずっと知ってたんだもん。だから、信じられたんだよ。湊!」
そう言うと、和那は湊を真っすぐに見た。目にいっぱいの涙を浮かべて。その涙を見て、一瞬息を呑んだ湊だったが、すぐに上を向いた。自らの目に滲んて来たものを、見られたくなかったからだ。やがて、彼女に視線を戻した湊は
「ナミ・・・。」
ポツリとその名を呼ぶ。
「そうだよ、ナミだよ。それなのに、あんた、何で、いつまで経っても全然気づかないのよ!」
半年間、貯まりに貯まった思いをぶつける様に叫ぶ和那。
「いや、そりゃ無理だって。」
一方、困惑の色を隠せないまま、湊は言う。
「なんで!」
「そう怒るなよ。だいたい『ナミ』って聞いたら、普通、名前だと思うじゃんか。それに・・・。」
「それに?」
「あの頃と髪型も雰囲気も全然違うし、第一、そんな綺麗になってるなんて、聞いてねぇよ。」
そう言って、ボリボリと頭を掻きながら、彼女の鋭い視線を外す湊。
そう言うと、和那は湊を真っすぐに見た。目にいっぱいの涙を浮かべて。その涙を見て、一瞬息を呑んだ湊だったが、すぐに上を向いた。自らの目に滲んて来たものを、見られたくなかったからだ。やがて、彼女に視線を戻した湊は
「ナミ・・・。」
ポツリとその名を呼ぶ。
「そうだよ、ナミだよ。それなのに、あんた、何で、いつまで経っても全然気づかないのよ!」
半年間、貯まりに貯まった思いをぶつける様に叫ぶ和那。
「いや、そりゃ無理だって。」
一方、困惑の色を隠せないまま、湊は言う。
「なんで!」
「そう怒るなよ。だいたい『ナミ』って聞いたら、普通、名前だと思うじゃんか。それに・・・。」
「それに?」
「あの頃と髪型も雰囲気も全然違うし、第一、そんな綺麗になってるなんて、聞いてねぇよ。」
そう言って、ボリボリと頭を掻きながら、彼女の鋭い視線を外す湊。