元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
「えっ、なに?」
驚く和那に
「嫌か?」
湊は彼女を見つめながら問う。
「嫌じゃないけど、突然でびっくりした。」
「突然じゃないよ。」
「えっ?」
「今日、ずっと考えてたんだ。」
「湊・・・。」
「昼間、あんなことあってさ。嫌でも思い出した。自分がさんざん、和那を始めとしたみんなに迷惑を掛けて来たこと、自分がいかにダメな奴だったかってこと。」
「・・・。」
「でも今日、俺は自分であのトラブルを解決して、ミスをした事務の子をカバ-してあげることが出来た。かつての俺だったら、考えられないことだよ。和那が・・・俺のことを見捨てずに、信じてくれたお陰だ。」
そんな恋人の言葉に、和那は少し照れくさそうに微笑む。
「それだけじゃない。俺がプロのミュ-ジシャンを目指したのは、ナミが背中を押してくれたからなんだけど、もしナミ以外の奴に言われていたら、たぶん俺の心は動かなかったんじゃないかって、最近思うようになった。」
「どうして?」
「あの時、俺に抱き着いて来た、ナミのぬくもりとナミの香りが俺を奮い立たせたんだ。ナミにいいとこ見せたくて、ナミに逃げたと思われたくなくて、俺は前に進むことが出来たんだ。確かに結果はうまく行かなかったけど、でもあのまま自分の気持ちに嘘を吐いたまま、就職したとしても、たぶんロクな結果にならなかったはずだ。遠回りしたかもしれないし、ボロボロになったのも確かだけど、そんな俺を和那がちゃんと待っててくれたんだ。」
驚く和那に
「嫌か?」
湊は彼女を見つめながら問う。
「嫌じゃないけど、突然でびっくりした。」
「突然じゃないよ。」
「えっ?」
「今日、ずっと考えてたんだ。」
「湊・・・。」
「昼間、あんなことあってさ。嫌でも思い出した。自分がさんざん、和那を始めとしたみんなに迷惑を掛けて来たこと、自分がいかにダメな奴だったかってこと。」
「・・・。」
「でも今日、俺は自分であのトラブルを解決して、ミスをした事務の子をカバ-してあげることが出来た。かつての俺だったら、考えられないことだよ。和那が・・・俺のことを見捨てずに、信じてくれたお陰だ。」
そんな恋人の言葉に、和那は少し照れくさそうに微笑む。
「それだけじゃない。俺がプロのミュ-ジシャンを目指したのは、ナミが背中を押してくれたからなんだけど、もしナミ以外の奴に言われていたら、たぶん俺の心は動かなかったんじゃないかって、最近思うようになった。」
「どうして?」
「あの時、俺に抱き着いて来た、ナミのぬくもりとナミの香りが俺を奮い立たせたんだ。ナミにいいとこ見せたくて、ナミに逃げたと思われたくなくて、俺は前に進むことが出来たんだ。確かに結果はうまく行かなかったけど、でもあのまま自分の気持ちに嘘を吐いたまま、就職したとしても、たぶんロクな結果にならなかったはずだ。遠回りしたかもしれないし、ボロボロになったのも確かだけど、そんな俺を和那がちゃんと待っててくれたんだ。」