元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
最後に上げた動画の再生回数は、カレッジバンドの演奏動画と大して変わらないレベル。もう限界だった。あの頃の俺は、もう自分が音楽が好きなのかどうかさえ分からなくなっていた。
最後と決めた動画に寄せられたメッセ-ジは本当に数えられるほどだった。その中に「ナミ」という名の投稿者がいた。彼女は最初の頃から、ずっと応援してくれていた。彼女(まぁネットの世界じゃ、本当に女性かどうかもわからないが)があのナミと同一人物なのかはわからない。彼女とはあれ以来、会う機会もなかったし、どこで何をしてるかもわからない。でも俺は勝手に「ナミ」を彼女だと信じ込み、心の支えにして来た。
俺が何の挨拶の書き込みもせず、投稿を辞めてから、しばらくして「ナミ」から心配するメッセ-ジが届いた。でも、俺は返信しなかった。だって、俺は投稿を辞めると決めた時、悔しいより先にこう思ったんだ。
『ああ、やっと終われる』って・・・。
我ながら最低だと思う。でも心底、そう思ってしまったんだ。
俺は逃げたんだ、音楽から。そして最後まで俺を応援してくれ、心配してくれた「ナミ」からも。だから、もう二度と音楽なんか関わらないつもりだった。本当に、そのつもりだったんだけどな・・・。
だから、今更俺がベースを弾くなんて、もう1度のライブのステ-ジに立つなんてあり得ない。あってはならないんだ。そんな資格は俺には、ない・・・。
◇◇
最後と決めた動画に寄せられたメッセ-ジは本当に数えられるほどだった。その中に「ナミ」という名の投稿者がいた。彼女は最初の頃から、ずっと応援してくれていた。彼女(まぁネットの世界じゃ、本当に女性かどうかもわからないが)があのナミと同一人物なのかはわからない。彼女とはあれ以来、会う機会もなかったし、どこで何をしてるかもわからない。でも俺は勝手に「ナミ」を彼女だと信じ込み、心の支えにして来た。
俺が何の挨拶の書き込みもせず、投稿を辞めてから、しばらくして「ナミ」から心配するメッセ-ジが届いた。でも、俺は返信しなかった。だって、俺は投稿を辞めると決めた時、悔しいより先にこう思ったんだ。
『ああ、やっと終われる』って・・・。
我ながら最低だと思う。でも心底、そう思ってしまったんだ。
俺は逃げたんだ、音楽から。そして最後まで俺を応援してくれ、心配してくれた「ナミ」からも。だから、もう二度と音楽なんか関わらないつもりだった。本当に、そのつもりだったんだけどな・・・。
だから、今更俺がベースを弾くなんて、もう1度のライブのステ-ジに立つなんてあり得ない。あってはならないんだ。そんな資格は俺には、ない・・・。
◇◇