元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
こうして、スタジオをレンタルした2時間はあっという間に過ぎて行き、最後の曲を演奏し終えた瞬間
「『Lumiere』、完全復活!」
悠真が高らかに宣言して、スタジオは笑いと拍手に包まれた。
「よし。じゃ、復活ライブ、ひと月後にやるか?」
「いいね。大学のライブハウス借り切って、後輩たちに見せつけてやろうぜ。」
「無理だよ。今、ライブで3曲もやったら、全員倒れちゃう。」
「それ以前に誰が見に来るの、それ?」
和那の言葉に、全員が笑う。
「でもさ。」
「うん?」
「とにかく楽しかったね。」
そう言って、仲間たちの顔を見渡せば、悠真も柚希も前田も村中も、大きく頷いている。今の彼女たちの中にあるのは、達成感と爽快感、そして音楽に対する熱い思いだった。さっきの『じゃ、復活ライブ、ひと月後にやるか?』という前田の言葉も、あながち冗談ばかりではないと和那は思う。
(もちろん、私たちとはレベルが違うんだけど、でもあの時の湊も、今の私たちと同じような気持ちで抱いていたに違いないんだよ、きっと・・・。)
にも関わらず、音楽に戻る気配を見せない湊。そんな彼のことに思い至ると、和那の胸はキュッと痛んだ。
高揚した空気感のまま、スタジオを出た和那たちは、そのまま近くの居酒屋へ。陽はまだ高かったが、なんと言ってもこの日は休日。ちょっと遅めの昼食を兼ねて、まだまだ賑やかにみんなで過ごしたかったのだ。
「『Lumiere』、完全復活!」
悠真が高らかに宣言して、スタジオは笑いと拍手に包まれた。
「よし。じゃ、復活ライブ、ひと月後にやるか?」
「いいね。大学のライブハウス借り切って、後輩たちに見せつけてやろうぜ。」
「無理だよ。今、ライブで3曲もやったら、全員倒れちゃう。」
「それ以前に誰が見に来るの、それ?」
和那の言葉に、全員が笑う。
「でもさ。」
「うん?」
「とにかく楽しかったね。」
そう言って、仲間たちの顔を見渡せば、悠真も柚希も前田も村中も、大きく頷いている。今の彼女たちの中にあるのは、達成感と爽快感、そして音楽に対する熱い思いだった。さっきの『じゃ、復活ライブ、ひと月後にやるか?』という前田の言葉も、あながち冗談ばかりではないと和那は思う。
(もちろん、私たちとはレベルが違うんだけど、でもあの時の湊も、今の私たちと同じような気持ちで抱いていたに違いないんだよ、きっと・・・。)
にも関わらず、音楽に戻る気配を見せない湊。そんな彼のことに思い至ると、和那の胸はキュッと痛んだ。
高揚した空気感のまま、スタジオを出た和那たちは、そのまま近くの居酒屋へ。陽はまだ高かったが、なんと言ってもこの日は休日。ちょっと遅めの昼食を兼ねて、まだまだ賑やかにみんなで過ごしたかったのだ。