元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
(湊・・・。)
目を見開く和那に
「音楽案件じゃなきゃ、またあなたの足を引っ張るだけのお荷物社員に逆戻りかもしれないけど、でも少なくとも今はやる気だけはあります。だから・・・もうしばらく我慢して、あなたの下に置いといてやって下さい。一緒に・・・居させて下さい。」
そう言って、湊は頭を下げた。
(一緒に居させて下さいって・・・。)
不覚にも、和那の胸が跳ねてしまう。
(私、なに動揺してるの?湊は別に、そういう意味で、今の言葉を口にしてるわけじゃないのに・・・。)
それがわかっているのに、なんで・・・やっぱり、私・・・・やがて、思考が1つの結論に達すると
(ずるい・・・。)
和那は猛烈に腹が立って来た。
(私に気付きもしないくせに・・・この男、天性のたらしかもしれない。)
一方、一向に何も言って来ない和那を不審に思って、頭を上げた湊が
「南澤さん・・・?」
と呼び掛けると
「そう、わかった。そういうことなら、こっちも容赦しないよ。明日からビシビシ行くからね。」
そう答えた和那は、完全に上司の顔になっていた。それを見た湊が
「いや、まぁお手柔らかに・・・。」
ビビッたのか、日和ったことを言い出すから
「なにそれ?天下取るんでしょ?」
和那は問い詰めるように言う。
「まぁ一応そのくらいの意気込みでいこうかなくらいの話で・・・。」
「男に二言はないって言葉、知らないとは言わせないよ。」
更に畳みかけると
「いや、その・・・はい、わかりました。なんか格好つけて、えらいこと、言っちゃったな・・・。」
湊はバツ悪そうに小声で言う。
「口は災いのもとって、本当だね。」
「はい・・・。」
決めつけられて、いよいよ小さくなる湊に
「でもさ、朝比奈さん。」
「はい。」
「やる気出した君のこと、嫌いじゃないよ。期待してる。」
そう言って、ニコリと微笑む和那。
(ちょ、ちょっと・・・。)
今度は湊が動揺する番だった。
目を見開く和那に
「音楽案件じゃなきゃ、またあなたの足を引っ張るだけのお荷物社員に逆戻りかもしれないけど、でも少なくとも今はやる気だけはあります。だから・・・もうしばらく我慢して、あなたの下に置いといてやって下さい。一緒に・・・居させて下さい。」
そう言って、湊は頭を下げた。
(一緒に居させて下さいって・・・。)
不覚にも、和那の胸が跳ねてしまう。
(私、なに動揺してるの?湊は別に、そういう意味で、今の言葉を口にしてるわけじゃないのに・・・。)
それがわかっているのに、なんで・・・やっぱり、私・・・・やがて、思考が1つの結論に達すると
(ずるい・・・。)
和那は猛烈に腹が立って来た。
(私に気付きもしないくせに・・・この男、天性のたらしかもしれない。)
一方、一向に何も言って来ない和那を不審に思って、頭を上げた湊が
「南澤さん・・・?」
と呼び掛けると
「そう、わかった。そういうことなら、こっちも容赦しないよ。明日からビシビシ行くからね。」
そう答えた和那は、完全に上司の顔になっていた。それを見た湊が
「いや、まぁお手柔らかに・・・。」
ビビッたのか、日和ったことを言い出すから
「なにそれ?天下取るんでしょ?」
和那は問い詰めるように言う。
「まぁ一応そのくらいの意気込みでいこうかなくらいの話で・・・。」
「男に二言はないって言葉、知らないとは言わせないよ。」
更に畳みかけると
「いや、その・・・はい、わかりました。なんか格好つけて、えらいこと、言っちゃったな・・・。」
湊はバツ悪そうに小声で言う。
「口は災いのもとって、本当だね。」
「はい・・・。」
決めつけられて、いよいよ小さくなる湊に
「でもさ、朝比奈さん。」
「はい。」
「やる気出した君のこと、嫌いじゃないよ。期待してる。」
そう言って、ニコリと微笑む和那。
(ちょ、ちょっと・・・。)
今度は湊が動揺する番だった。