日本語が拙い外国人と恋仲になりました
 チョウさんはそっと私の髪を撫でた。
 優しく指先で触れられると、胸がキュッと締めつけられる。ゆっくりと唇を離し、じっと見つめ合う。
 彼の表情は真剣だった。

「我非常爱你……」

 耳元で囁かれる、愛言葉。
 私も。あなたを愛しています。
 私が返事をする前に、チョウさんの指先がだんだんと下方へと移動していった。
 そういう雰囲気だというのは、私も理解している。彼とならしてもいいと思っている。
 心臓の鼓動が、急激に激しくなっていった。身体中が熱くなり、彼と触れ合うだけで私の神経が強く反応する。

「ムラオカさん……いえ、ミキさん。你真漂亮」

 聞いたこともない甘い声で、「綺麗だ」と囁かれ。彼の吐息はどんどん上がっていく。
 私の心音も、早くなっていく一方だ。体内を巡る血が、沸騰しそうなほど熱くなる。
 まだはじまったばかりなのに。私、どうにかなってしまいそう。
 着ているものをお互いに身から剥がし、素肌と素肌を重ね合わせた。優しくも濃厚な愛撫と、彼の言葉で綴られる愛情をたくさん浴びせられ、私の心と体は敏感になり止まらない。
 もっと……もっと、あなたがほしい。
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