日本語が拙い外国人と恋仲になりました
「好き。大好き、チョウさん」
「ワタシもです。アナタを愛している。ああ、ミキさん。どうかお願いだ……ワタシの名前を呼んでほしい。トウリョウと、呼んでほしい」
「トウリョウ……さん」

 愛し合いながらそんな風に甘えてくる彼が、どうにも愛おしい。

「让我更吻你。好性感啊。你的声音真好听。想要你……」

 “もっと君にキスを捧げたい”
 “あなたはとても美しい”
 “本当に綺麗な声だ”
 “あなたがほしい”

 止まることのない愛詩を口にしながら、彼は私を指先でも慰めていく。触れられるほど、私の心と身体が彼を求め奮えた。
 彼の舌と指先が私の体の端から端まで伝い、全てがとろけてしまいそうになる。
 チョウ トウリョウさん。あなたを好きになって、私はすごく幸せだよ。誰かを愛する本当の喜びをあなたは教えてくれたんだよね。

 その日私たちは、止まることのない愛を交わし続け、はじめての熱い夜を過ごした──。
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