日本語が拙い外国人と恋仲になりました

 思いがけない贈りものに、私はしばらく何も言えなかった。

 なによ。これ。
 チョウさんは普段通りの態度だ。気まずさなんて微塵も感じられなくて、自分だけ気にしていたのがバカみたい。
 ……でも、いつも通り接してくれるチョウさんのおかげで、心がすごく軽くなったの。

「ありがとう、チョウさん。いただきます」

 私の言葉に、チョウさんは目を輝かせて「どういたしまして」と微笑んだ。
 やっぱり、チョウさんはチョウさんだね。
 私も自然と笑みが溢れた。
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