日本語が拙い外国人と恋仲になりました
「誇れる息子になれなくてごめん」
「謝るな……バカ息子め。お前の進みたい道を歩んでほしいだけなんだよ」

 その一言を僕に投げかけると、父はサッと立ち上がり、病室から出て行ってしまった。

 僕はこのとき、父のその言葉をしっかり受け止めることができずにいた── 

 僕は最後まで、母に対して親不孝だった。
 だったらせめて、父のそばでこれからは暮らしていこう。
 父の小さな背中を眺めているうちに、今まで迷っていた気持ちが固まった。
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