日本語が拙い外国人と恋仲になりました
『村岡さんはまだ諦めちゃいけないんと思うんす。せっかく上海にいるんだから、チョウさんと面と向かって話してきてくださいよ! 好きなんですよね?』
「それは……」
『否定しようとしても、遅いっすよ! この前、村岡さん自身が言ってたんすから。チョウさんのことが好きって』
「あれは、ちょっと口が滑っただけ。もう忘れてよ」
『いえ、忘れません! 村岡さんはこれ以上、自分の気持ちに嘘をつかないでくださいね! 俺も支配人も他のスタッフもみんな心配してますよ。笑顔で帰国してください!』
慌ただしくそう言うと、菅原くんは『そろそろバイトの時間なんで失礼します!』と、一方的に電話を切ってしまった。
……まったく。本当にお節介で、生意気な子。
ざわざわと周囲の人たちの話し声が聞こえる中、私の立つ空間だけは寂しさに包まれている。
菅原くんはあんな風に言ってきたけど、今更「やっぱり会いたいです」なんてチョウさんに言えるわけないじゃない。さよならって、伝えちゃったのよ。
どうすればいいの……?
臆病な私は、後ろ向きな考えしかできなくなっている。
「それは……」
『否定しようとしても、遅いっすよ! この前、村岡さん自身が言ってたんすから。チョウさんのことが好きって』
「あれは、ちょっと口が滑っただけ。もう忘れてよ」
『いえ、忘れません! 村岡さんはこれ以上、自分の気持ちに嘘をつかないでくださいね! 俺も支配人も他のスタッフもみんな心配してますよ。笑顔で帰国してください!』
慌ただしくそう言うと、菅原くんは『そろそろバイトの時間なんで失礼します!』と、一方的に電話を切ってしまった。
……まったく。本当にお節介で、生意気な子。
ざわざわと周囲の人たちの話し声が聞こえる中、私の立つ空間だけは寂しさに包まれている。
菅原くんはあんな風に言ってきたけど、今更「やっぱり会いたいです」なんてチョウさんに言えるわけないじゃない。さよならって、伝えちゃったのよ。
どうすればいいの……?
臆病な私は、後ろ向きな考えしかできなくなっている。