定時退社の主任には秘密がある
7話
帰宅して、湯船の準備をしている間、柚亜は日課のジャーナリングを始める。今日、心が動いたこと、出来事をノートにイラスト付きで記入するのだ。
(今日は主任とランチに行ったのがよかったな)
サンドイッチとブレンドのイラストを色鉛筆で描く。
(それからキーホルダーでシークレットを当てて……あの時の主任の笑顔、可愛かったなあ)
隣にキーホルダーのイラストもうろ覚えで描いてみる。ふふ、と自然と笑顔が溢れた。
(それから今日は沢山主任から褒められたし)
お菓子の件や、プレゼンの魅せ方の件。
何度も褒めてもらった。歳下の男性だけれど、年齢関係なく実力がある人間に褒められたら嬉しい。だけど、きっと、それだけではなくて……。
(東海林主任だから、なんだろうなあ……)
頭の中に浮かんだ一言にハッとする。
いや、そんなことは絶対にない。
もう恋愛はしばらく要らないと決めた。だって前回あんなに傷ついたじゃないか。もう二度とあんなことはごめんだ。
(みんながみんな、元旦那みたいな人じゃないのは知ってる)
それから東海林が「ああいう」人じゃないことも。だけど柚亜は怖かった。信じた人間に裏切られることが。結婚までした人間に裏切られてハイ次と切り替えられるほど、まだ割り切れていない。
「……お風呂入ってこよう」
澱んできた思考を断ち、柚亜はノートを閉じて立ち上がる。風呂の準備をして、身体を洗い湯船に入ると水温はだいぶ温くなっていた。追い焚き機能がないので仕方なくそのまま入る。
ぐるぐる考え事をしていたらだいぶ長風呂になってしまっていた。風邪をひいてしまいそうだ。
(今日は主任とランチに行ったのがよかったな)
サンドイッチとブレンドのイラストを色鉛筆で描く。
(それからキーホルダーでシークレットを当てて……あの時の主任の笑顔、可愛かったなあ)
隣にキーホルダーのイラストもうろ覚えで描いてみる。ふふ、と自然と笑顔が溢れた。
(それから今日は沢山主任から褒められたし)
お菓子の件や、プレゼンの魅せ方の件。
何度も褒めてもらった。歳下の男性だけれど、年齢関係なく実力がある人間に褒められたら嬉しい。だけど、きっと、それだけではなくて……。
(東海林主任だから、なんだろうなあ……)
頭の中に浮かんだ一言にハッとする。
いや、そんなことは絶対にない。
もう恋愛はしばらく要らないと決めた。だって前回あんなに傷ついたじゃないか。もう二度とあんなことはごめんだ。
(みんながみんな、元旦那みたいな人じゃないのは知ってる)
それから東海林が「ああいう」人じゃないことも。だけど柚亜は怖かった。信じた人間に裏切られることが。結婚までした人間に裏切られてハイ次と切り替えられるほど、まだ割り切れていない。
「……お風呂入ってこよう」
澱んできた思考を断ち、柚亜はノートを閉じて立ち上がる。風呂の準備をして、身体を洗い湯船に入ると水温はだいぶ温くなっていた。追い焚き機能がないので仕方なくそのまま入る。
ぐるぐる考え事をしていたらだいぶ長風呂になってしまっていた。風邪をひいてしまいそうだ。