秘密な恋愛
「帰るなよ···。頼むから··」
キュッと抱きしめる力は強くなる。

「だって、さっき··」
「してない。··されそうになったけど避けた。」
「花菜ちゃんが··キス見られたって··」

震える声でそう呟く芽依。
「…あれは、あいつが勝手に言ってるだけだ」

「俺は、避けた。触れてもないし、キスなんかしてねぇ」

「でも…抱きしめて…」
芽依の言葉に、佑陽は小さなため息を吐き

「それも違う。あいつが一方的に抱きついてきた」
そして、そっと芽依の頬に触れ

「芽依。ちゃんと俺の目、見て」
不安でいっぱいな芽依の瞳。

「っ··」
溢れる涙をそっと佑陽は手で拭い

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