秘密な恋愛
「これで···よし」
「ねぇ、芽依。そんなに好きになるの嫌?」

由奈の質問に
ふと黙り込む芽依。

「嫌っていうか···」
「怖い?」

芽依は静かに頷く。
「そっか··。まぁ気持ちはわかるけどさ··」

芽依が怖いのは
佑陽に対してではなく
好きになること··
恋愛そのもの。

それは芽依の過去に
原因があった。

「ふとした時にね、思い出しちゃうの」
「まぁ、トラウマになる気持ちはわかるよ。··でもさ、このままだと芽依ずっと恋愛できないんじゃない?」

“わかってる”
その言葉が芽依の心をぐるぐる
させる。
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