秘密な恋愛
キュ··
と芽依は佑陽の手を握り


「芽依?」

「少ししか思い出せないけどね?」

ゆっくりと深呼吸をして
芽依は話しを続ける。

「佑陽くんと。距離が近くなった気がするの」

と、笑みをこぼす芽依。

芽依の言葉を聞いて佑陽は
「遠かった?距離」

冗談っぽく言いながらも、
その声にはほんの少しだけ不安が混じっていた。

「やっぱりね、寂しいの··。今までのこと、共有出来ないの。··佑陽くんのこと、好きって思えてから、余計そう感じてた。」

少し息を吐き

「だからね。少しでも思いだせて、嬉しいの。」

芽依は佑陽に
そう伝えると


クイっ

と手を引かれ···
再び 抱きしめられる。

「佑陽くん··?」

「大丈夫だから、芽依。ちゃんと思い出すよ、記憶。」

その言葉に
芽依は佑陽の腕の中で、静かに頷く。

「それまではさ。俺が、寂しいって思う暇ないくらい。芽依のこと大事にするから」

ドキ··
「記憶··戻したら。大事にしてくれないの?」

少し意地悪な質問をしてしまう芽依。

佑陽は
ふと笑い

「なんだよそれ笑。」

そっと佑陽は
芽依の耳元に触れ

「そんなの。もっと大事にするに決まってる。」

「佑··」

まっすぐ、芽依を見つめる佑陽。
「だから。覚悟しとけよ?」

そして。

芽依に
甘いキスを落とす···
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