秘密な恋愛
佑陽はそっと芽依の身体を起こし
小さく息を吐き

「俺さ。無理にしたくねぇんだよ。」

「えっ··」

「初めてならなおさら。そんな記憶、芽依に残したくねぇ··」

(佑陽くん···)

キュ··
と芽依の手をとり、軽く握り

「ごめんな、こわかったよな?」

「ううんっ··。」
首を横に振る芽依。

「緊張··しただけ··」

「こんな震えてんのに?」

「佑陽くん··だもん。怖いことはしないって··分かってる。」

(ほんと。参ったな··)

「芽依」
繋がる手を引かれ
後ろから抱きしめ られる芽依。

愛おしそうに、佑陽は芽依を包み込む。



「··やっぱり。安心する」
佑陽に抱きしめられ、
緊張していた表情は少し和らぐ。

「だからさ。ずるいって、そういうの。」

「ほんとだもん··」

(可愛いすぎだろ··芽依)
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