秘密な恋愛
それから、ケーキは完成し

「できた!」

「美味そうだなっ。今食いたいけど···まだ早いからさ。少し出かけねぇ?」

「どこに··?」

「イルミネーション。昨日撮影した場所の近くの街中、めちゃくちゃ綺麗だったから。芽依に見せたいと思って」

​「イルミネーション?行きたいっ」

​芽依は嬉しそうに目を輝かせる。

「じゃあこれは。あとで食べよっ」
そういい、芽依がケーキを冷蔵庫へと
入れようとすると

「あ、待って芽依」

その行動を、佑陽は止める。
「えっ? 」

「芽依今日1人なんだろ?」

「うん··。パパとママ、お泊まりだから··」

佑陽は少しだけ、視線を逸らし
「それなら。俺ん家こねぇ?」

ドキ··
「それって··」

ドキドキと
早くなる鼓動。

「··今日はさ。1人にさせたくねぇし··。芽依といたい」

「佑··」

今の芽依にとって、初めての佑陽との
お泊まり。
当然、緊張しないわけがない。

(お泊まりってことは··)

色々と考えてしまい、
鼓動が早くなる芽依。

少し戸惑う芽依に気づいた佑陽は
そっと、少しだけ震える芽依の手を軽く握り

「そんな不安そうな顔するなよ笑。··芽依が嫌なことはしない。だから安心して」

「佑陽くん···」

芽依の不安と緊張を解すように
安心させてくれる佑陽。


そして、芽依は
どこか気恥しそうに
小さく頷いた。

その仕草に
ドキっとしてしまう佑陽。


それから、ケーキを箱に詰め
芽依は出かける準備をした。

(一応。ママに言ったほうがいいよね)

芽依は念の為、ママに連絡することに。

“1人より佑陽くんといたほうが安心ね”
と快く受け入れてくれた。
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