秘密な恋愛
​「··佑陽くん?」
​まさかの膝枕に、芽依は
ドキドキと鼓動が早くなる。

​「芽依、黙って。···今日会いたいから、死ぬ気で仕事巻いて。そのあと芽依に距離とられて俺のメンタル弱ってんだよ··」

​佑陽は芽依の膝に顔を埋めたまま、
少しだけ子供のように拗ねた声で呟いた。
そして、下から芽依をじっと見上げてくる。

​「だから、大人しく俺のこと癒して」

「佑陽、くん···」
​いつも余裕そうな佑陽が
自分の前だけで見せる···
無防備で甘えたな姿。

そのギャップがたまらなくて、芽依の心臓は
先程からトクトクと壊れそうなくらいに鳴り響いている。

でも、本当に彼を疲れさせてしまったのは
自分だ。

​芽依は少し照れながらも、そっと震える手で
佑陽のサラサラとした髪に触れた。

芽依の仕草に
キュ···と
胸の奥が苦しくなる佑陽。


(なんか。めちゃくちゃ恥ずかしいことしたけど··。落ちつくな··)


そして
芽依の腰に
きゅっ···と腕を回して抱きついた。

「やべぇ··。眠くなってきた··」

芽依の落ちつく雰囲気と
ブランケットやカーペットの
温かさで眠くなってしまった佑陽。

「寝る??」

「ん··。ちょっとだけ。こうしてていい?」

「··うん」


珍しく甘えてくる佑陽に、
さっきまでの緊張が少しだけ解れた芽依。


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