政略的皇女は隣国の第2皇子に嫁ぐ
「ごめんなさいね。ベッドが心地よくてつい」
「へぇ〜そんなにいいものなのですね。そしたら今日の夜は格別じゃないですか?」
「夜って?」
「またまた〜!初夜のことですよ、初夜!」
しょ、や…!?
そうでした!!
今まではまだ結婚していなかったので手は出されていなかったけれど、今日は初夜ではありませんか!
でも正直実感が湧きません。
あのテオが私を…なんて絶対に無理です!!
でも避けられません…。
あわよくばテオからお断りしていただければ嬉しいのだけれど…。
「エイルリス様?お顔が真っ赤ですよ?」
「ルナがからかうからでしょう…。全くもう…」
「それにしても最近侍女たちの間でも話題ですよ〜。テオドール様とエイルリス様の仲の良さは」
「そうなの?」
髪の毛をとかしてもらいながらそんな話を聞きました。
うーん…
仲が良いことが広まればカシアンと愛人さんの立場を崩せるきっかけになるかもしれません。
そして皇帝陛下をこちら側に味方につけて、テオを皇太子にすることも可能では…?
ただテオが皇太子になることに乗り気だといいのですが…。
あの性格ではまだまだ無理そうですわね。