政略的皇女は隣国の第2皇子に嫁ぐ
次の日になりました。
私は目を開けるとこちらを見つめるテオがいるではありませんか!

「お、おはよう…」

朝から心臓に悪いですわ。
昨夜はあんなことやこんなことをして私の純潔を奪ったテオ。
思い出すだけで顔が赤くなります。
これで本当の夫婦になりましたのね…。


「身体はきつくない?昨日は無理させちゃったみたいだからね」

「べ、別に普通ですわ!」


ベッドの上では私は主導権を握ることはできなそうです。
少し…悔しいですわ。

それにしてもテオのこの鍛え上げられた体つき…。
公務の合間に騎士団の皆と稽古をしていると聞きます。
私もその様子を一度見てみたいものですわ。



「そんなにジロジロみてどうしたの?昨日のだけじゃまだ足りない?」

「そ、そんなことはありませんわ!さ、朝ですから準備して朝食を…」


そう言って身体を起こそうとしたら全身が上手く動かなくてまるで筋肉痛に襲われているようでした。


「痛い…」

「エイル大丈夫?!やっぱり昨日無理させすぎたんだ…。本当ごめん。手加減できなかったみたいだ」

「そのくらい愛してくださいましたのでしょ?」

するとテオは顔を赤らめていました。
自分のしたことなのに後から恥ずかしがるなんて…なんて可愛らしいのでしょう。


「僕は平気だからいつも通りに準備して公務にあたるよ」


私はまたあの大量の公務を一人で行うのかと思うと負けな気がして、咄嗟にこう言った。


「カシアン様に言って、公務を分けることはできないの?夜もいつも遅いし、身体に負担がかかるんじゃ…」

「公務が僕にできることだから。兄上を支えていこうと決めたから請け負ってるんだ。決して皇太子になりたい訳じゃないからね。分かった?釘を刺しておくから変な気は起こさないでおくように」

「わ、分かりました…」

「今日は一日ゆっくりしているといいよ。身体が辛いだろうから」

「ありがとう」


そう言うとテオは自室へ行き、いつも通り仕事をこなすのでした。

私はお言葉に甘えてお昼くらいまでベッドで休息を取り、その後は読書をしたり大人しくて過ごしました。

そういえばベッドのシーツを替えたルナがニヤニヤしながらからかってきました。
どうしてからかってきたのかは皆さんお察しができますわよね?
仕方ないとはいえ恥ずかしかったですわ。
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