政略的皇女は隣国の第2皇子に嫁ぐ
その日の夜、早めに寝室へ行くと珍しいことにテオがもういらしていました。

「今日はお早いのね。昨日の疲れが残っていらして?」

「はぁ…恥ずかしながら僕もそうみたいだ。公務に全然身が入らなかったよ」


そう言って大きなため息を吐きました。
今日はお互い早く休みましょうか。
また明日に差し支えても申し訳ないですし。


「私が今日一日じっくり休んだのが申し訳ないわ。よかったら明日テオの公務の見学と、できればでいいけれどお手伝いがしたいのだけど…」

もう第2皇子の正妃になりましたし、私が動いても問題ないはずです。


「それは助かるけど他に妃としてやることは大丈夫なのかい?皇室の女性は正妃や側室とお茶したり仲を深める機会があるんじゃ?」

それはつまりコーデリアさんのことを言っていますのね?
側室になったばかりですし、まだ大きく動いてはこないはずですわ。
その間にテオの公務を手伝い、今のウォルタインがどんな状況にあるか、それを私も知る必要があります。


「コーデリアさんは側室になったばかりでそれはそれで忙しいはずですわ。なのでテオと一緒にいられる時間を増やせると思うと嬉しくて嬉しくて…」

「そんなことを言って…僕の仕事に興味があるんだろ…」

「あら?バレました?」


中々私を見る目が変わってきましたね。
でもごめんなさい…
私にはまだ…



そして私たちは明日に備え、お互い早めに眠りにつきました。
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