月色の部屋で、第三夜伽は皇子の愛を待つ
雀の性別は雄であると判明した。
「私、あなたに名前をつけてあげるね――ピケなんてどうかな?」
「チュン! チュン!」
桐杏が名づけると、雀改めピケは小躍りする。桐杏は友人ができた気分となった。ピケの存在はこの生活の大きな支えになると。
「今度、寧丸さまに会ったら、ピケのことを紹介しよう」
桐杏は家に戻って、軽い作業をこなす。その間、ピケは桐杏の肩にとまっていた。