クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
完全に不機嫌になってしまった、秋鷹。
「秋くん、あの…」
「早く帰ろ」
「あ、でも…グッズ…」
「………」
恐る恐る言ってくる咲菜に、更に秋鷹の機嫌が悪くなる。
「あ、秋くん、先に出てていいよ?
急いで買って出るから」
そんな秋鷹に、咲菜は気遣うように言った。
「そんなのいいから、早く買いなよ」
「う、うん」
咲菜は慌てて商品に目を向けた。
買う物はだいたい決めていたので、比較的早く買い物ができ会場を出た二人。
「咲菜、煙草吸いたい」
「え?だ、ダメだよ!」
「でも気持ちを落ち着けたい」
「………う、うん…わかった」
“これ以上、秋くんを怒らせたくない”
そんな思いで、頷く咲菜。
二人は、会場の外にある喫煙所に向かった。
他にも煙草を吸っている人が男女合わせて五人いて、その中に入っていく秋鷹。
咲菜は秋鷹と繋いでいる手を離そうとしながら「私、向こうで待っててい?」と聞いた。
「は?ここにいてよ」
「う、うん…」
(怖い…怖いよぉ…)
しっかり繋がれた手が、秋鷹の怒りを示しているようで更に恐ろしい。
いつもならこんな時も色々話しかける、咲菜。
しかしどうしても怖くて、煙草を吸っている秋鷹をただジッと見つめていた。
吸い終わり、空に向かって大きく息を吐いた秋鷹。
咲菜に「行こうか」と言った。
少し表情が柔らかく戻っていて、咲菜は安心したように息を吐いた。
駅の方に歩きながら、しばらく沈黙が続き………秋鷹が口を開いた。
「なんか、甘い物食べて帰る?」
「え?あ…う、うん!」
咲菜が微笑み、カフェに入った。
窓際にあるカウンター席に一度座り、秋鷹が「どれにする?」と聞いてくる。
「苺ショートとココア!」
「ん」
「秋くんは?」
「ブラック」
「だけ?」
「うん」
「ケーキは?」
「咲菜のを一口もらう」
「フフ…うん!」
「じゃあ、買ってくるから座ってて」
「うん!ありがとう!」
レジに向かう秋鷹を目で追った。
列に並ぶ秋鷹を見ていると、その前にいた女性二人が秋鷹に見惚れていた。
「カッコいい///////」
「モデルとかかな~?」
「ヤバいね//////」
「あ…」
咲菜は複雑な気持ちになる。
自慢したい気持ちと、独り占めしたい気持ちだ。
気持ちをモヤモヤさせながら、ただ見入っていると……
「レジあきましたけど」
感情のない冷たい秋鷹の声が、女性二人に突き刺さった。
「秋くん、あの…」
「早く帰ろ」
「あ、でも…グッズ…」
「………」
恐る恐る言ってくる咲菜に、更に秋鷹の機嫌が悪くなる。
「あ、秋くん、先に出てていいよ?
急いで買って出るから」
そんな秋鷹に、咲菜は気遣うように言った。
「そんなのいいから、早く買いなよ」
「う、うん」
咲菜は慌てて商品に目を向けた。
買う物はだいたい決めていたので、比較的早く買い物ができ会場を出た二人。
「咲菜、煙草吸いたい」
「え?だ、ダメだよ!」
「でも気持ちを落ち着けたい」
「………う、うん…わかった」
“これ以上、秋くんを怒らせたくない”
そんな思いで、頷く咲菜。
二人は、会場の外にある喫煙所に向かった。
他にも煙草を吸っている人が男女合わせて五人いて、その中に入っていく秋鷹。
咲菜は秋鷹と繋いでいる手を離そうとしながら「私、向こうで待っててい?」と聞いた。
「は?ここにいてよ」
「う、うん…」
(怖い…怖いよぉ…)
しっかり繋がれた手が、秋鷹の怒りを示しているようで更に恐ろしい。
いつもならこんな時も色々話しかける、咲菜。
しかしどうしても怖くて、煙草を吸っている秋鷹をただジッと見つめていた。
吸い終わり、空に向かって大きく息を吐いた秋鷹。
咲菜に「行こうか」と言った。
少し表情が柔らかく戻っていて、咲菜は安心したように息を吐いた。
駅の方に歩きながら、しばらく沈黙が続き………秋鷹が口を開いた。
「なんか、甘い物食べて帰る?」
「え?あ…う、うん!」
咲菜が微笑み、カフェに入った。
窓際にあるカウンター席に一度座り、秋鷹が「どれにする?」と聞いてくる。
「苺ショートとココア!」
「ん」
「秋くんは?」
「ブラック」
「だけ?」
「うん」
「ケーキは?」
「咲菜のを一口もらう」
「フフ…うん!」
「じゃあ、買ってくるから座ってて」
「うん!ありがとう!」
レジに向かう秋鷹を目で追った。
列に並ぶ秋鷹を見ていると、その前にいた女性二人が秋鷹に見惚れていた。
「カッコいい///////」
「モデルとかかな~?」
「ヤバいね//////」
「あ…」
咲菜は複雑な気持ちになる。
自慢したい気持ちと、独り占めしたい気持ちだ。
気持ちをモヤモヤさせながら、ただ見入っていると……
「レジあきましたけど」
感情のない冷たい秋鷹の声が、女性二人に突き刺さった。