クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
そしてこちらは、秋鷹達。
秋鷹達も、同じような話をしていた。


「――――よく考えたら、このメンバーって高校ん時よく一緒に校舎裏にいたよな(笑)」

「あー(笑)
唯一、先生にバレない喫煙場所だったもんな!」
同級生の言葉に、仁朗が思い出したように笑い言った。

「あそこは、最適だったもんな!
先生達の喫煙所の近くだったから、逆にバレない(笑)」
レイヤも思い出し、笑い出す。

「そうそう!
煙草の臭いがしても、先生達は自分達の煙草の臭いだと勘違いしてくれるしな!」
「それにまさか近くで吸ってるなんて思わないだろうし、先生達からは死角になって見えないし!」
同級生達も笑う。

そんな中、秋鷹だけは黙々と吸っていた。

そんな秋鷹を見て、仁朗が「そう言えばアキ」と切り出す。

「何?」

「アキは急にやめたよな?
なんで?」

「咲菜に止めさせられた」

「今、吸ってんじゃん」

「二十歳になったから、また吸うようになっただけ」

「ふーん…」

「つか!
“止めさせられた”って…(笑)
ほんとはダメだからな?未成年の喫煙は犯罪だ!」

レイヤの言葉に、仁朗達が「お前が言うな!!(笑)」と突っ込まれていた。


そして、解散になり………

「今度、みんなで飲もうぜ!」
レイヤがそう言って、みんなは頷きそれぞれ別れた。

秋鷹と咲菜は、一緒に駅に向かう。
咲菜は今日両親と過ごし泊まるため、秋鷹が実家まで送るのだ。

「秋くんは今日どうするの?」

「ん?適当に食事して、家に帰るよ」

「実家は?帰らないの?」

「うん。
先週、顔出したし」

「そっか…」

「心配しなくても、関係が悪いとかじゃないからね?」

「え?あ、うん」

「そうゆうこと心配してるんだろ?
基本的に放任主義だけど、定期的に電話してくる。
体調とか仕事のこととか、あ、あと咲菜といつまでも仲良くとか!気にかけててくれてるし」

「そっか!」
咲菜が安心したようにほほ笑んだ。

「基本的に仕事ばっかだからな(笑)二人とも」
秋鷹も微笑み、続けて「昔から仕事好き夫婦だし。だから俺も早く仕事したかったんだし」と言った。


そして咲菜の実家に着き、秋鷹と別れる。

「じゃあ…明日ね!」

「あ…待って!」

「ん?」

「やっぱり、今日帰るから!」

「え?親とゆっくりしてきなよ!」

「でも…秋くんと離れたくない!」

「わかった。
じゃあ、終わったら連絡して?
迎えに行くから!」

咲菜は嬉しそうに笑い、大きく頷いた。


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