初恋の続きはトキメキとともに。
「やりました! 資産10億円突破です!」
「うわ〜先越された。さっき貧乏神に取り憑かれたのが痛かったなぁ。あと何年で終わりだっけ?」
「あと1年です。物件の収益もいい感じなので、このまま逃げ切って今度は勝たせてもらいますね!」
「それはどうかな? 1年あればまだ巻き返せるし最後まで分からないよ?」
3年決戦モードで、すでに3回目の対戦をしている。
ここまで負け続けだった私は今度こそと完全に本気モードだ。
家にお邪魔した頃の緊張はどこへやら、今はすっかりリラックスしてただただゲームに夢中になっていた。
「やったぁ! ついに洸くんに勝てました! 今回は私が総資産1位です!」
「あ〜僅差で負けたか、残念。遥香を3連敗させるつもりだったのになぁ」
「もう、私は初心者なのに容赦ないです……!」
「ははは、ごめんごめん。さてと、3連戦もしたからちょっと休憩しようか?」
肩をほぐすようにグッと伸びをして立ち上がった洸くんは、テーブル上のマグカップを持ってキッチンへ向かった。
飲み物を入れ直してくれるのだろう。
待っている間、手持ち無沙汰になった私はふと本棚に目を向けた。
洸くんがどんな本を読むのか気になるなぁと思い、本棚に並ぶ書籍のタイトルに注目する。
……うわぁ、すごい。仕事関連の本ばっかりだ!
小説や漫画など娯楽的な本はなく、ビジネス書や自己啓発本ばかりが格納されていた。
手持ちの本のラインナップからも、洸くんが私生活においても学びを欠かさないことが窺える。
きっと営業部のエースとして周囲の期待に応えられるよう、人知れず日々努力をしているのだろう。
そんな仕事に対する真摯な姿勢は本当にすごいなぁと尊敬する。
……あれ? 本棚にある、あの分厚くて大きいサイズのものって……?
その時、私は本棚の中に仕事関連以外のものが入っていることに気がついた。
サイズ感と分厚さにはどこか既視感がある。
……あ、分かった、卒業アルバムだ!
よくよく見ると、背表紙には学校名が書かれている。
中学、高校、大学の3冊分があるようだ。
……気になる! 見てみたい!
「うわ〜先越された。さっき貧乏神に取り憑かれたのが痛かったなぁ。あと何年で終わりだっけ?」
「あと1年です。物件の収益もいい感じなので、このまま逃げ切って今度は勝たせてもらいますね!」
「それはどうかな? 1年あればまだ巻き返せるし最後まで分からないよ?」
3年決戦モードで、すでに3回目の対戦をしている。
ここまで負け続けだった私は今度こそと完全に本気モードだ。
家にお邪魔した頃の緊張はどこへやら、今はすっかりリラックスしてただただゲームに夢中になっていた。
「やったぁ! ついに洸くんに勝てました! 今回は私が総資産1位です!」
「あ〜僅差で負けたか、残念。遥香を3連敗させるつもりだったのになぁ」
「もう、私は初心者なのに容赦ないです……!」
「ははは、ごめんごめん。さてと、3連戦もしたからちょっと休憩しようか?」
肩をほぐすようにグッと伸びをして立ち上がった洸くんは、テーブル上のマグカップを持ってキッチンへ向かった。
飲み物を入れ直してくれるのだろう。
待っている間、手持ち無沙汰になった私はふと本棚に目を向けた。
洸くんがどんな本を読むのか気になるなぁと思い、本棚に並ぶ書籍のタイトルに注目する。
……うわぁ、すごい。仕事関連の本ばっかりだ!
小説や漫画など娯楽的な本はなく、ビジネス書や自己啓発本ばかりが格納されていた。
手持ちの本のラインナップからも、洸くんが私生活においても学びを欠かさないことが窺える。
きっと営業部のエースとして周囲の期待に応えられるよう、人知れず日々努力をしているのだろう。
そんな仕事に対する真摯な姿勢は本当にすごいなぁと尊敬する。
……あれ? 本棚にある、あの分厚くて大きいサイズのものって……?
その時、私は本棚の中に仕事関連以外のものが入っていることに気がついた。
サイズ感と分厚さにはどこか既視感がある。
……あ、分かった、卒業アルバムだ!
よくよく見ると、背表紙には学校名が書かれている。
中学、高校、大学の3冊分があるようだ。
……気になる! 見てみたい!