幼なじみドクターはクールなふりして愛妻家
優しかった洸の眼差しが、徐々に野性的な熱情を帯びたものに変わっていく。それは私の胸を熱く焦がして、『洸が欲しい』という本能的な欲求を呼び覚ました。
顔の横に垂れる私の髪をそっと耳にかけた彼が、顔を近づけてくる。私は自然と瞼を閉じて、甘いキスが触れるのを待った。
「ん……」
柔らかくて濡れた感触、嗅ぎ慣れた洸の香り、唇から伝わる体温に、鼓動が加速する。
彼の唇は一度離れた後で再びかぶさってきて、音を立ててじっくり味わうように私の唇を食む。それだけで蕩けそうなほどに気持ちよくて、私からも彼の唇を求めた。
「洸……」
「美葉の唇、甘すぎ。……止まれない、もう」
貪るようなキスに変化していくにつれ、洸が私の上にのしかかって、そのままソファに押し倒される。私は彼の首にしがみつくように腕を回し、息継ぎの合間に応えた。
「ん……止めなくて、いい」
「俺がどれだけ我慢してたか知らないから、そうやって煽るんだろ。後悔しても知らないよ」
「しないよ、後悔なんて。……洸になら、なにされてもいい」
「言ったな……?」
ちらりと私を一瞥した目が初めて見る獰猛さを孕んでいて、どきりとする。