幼なじみドクターはクールなふりして愛妻家

 ぞくぞくとした刺激で体が小刻みに震え、こんなにたくさん触れてもらっているのになぜかもどかしい。その初めての感覚に混乱していると、洸の手がスッとワンピースの裾から中に入り、私の脚を撫で始める。太腿の上をゆったりと往復するその動きがじれったい。

「みよちゃん、すごく物欲しそうな顔してる。……もっと別の場所がいいって」
「ど、どんな顔よ。私は別に……っ」
「嘘だ。だってほら」

 洸の手が、太腿の隙間に忍び込んでショーツに触れた。脇から唐突に指を差し入れられ、大切な部分を指先で浅く探られる。

 痛みはなく、それどころか明らかにぬかるんでいる感触がした。

 職業柄人体については人より詳しいと自負しているけれど、まさか自分の体がそんなわかりやすい反応を示すとは思わなかったので、とても恥ずかしい。

「あの、これはその、ありふれた女性の生理現象で、この液体の成分は血漿(けっしょう)と一緒で、つまり……」
「わかってる。つまり、美葉が俺を欲しくなってる証拠」
「そう、その通りで……えっ」

 私の話、聞いてた? と言いたくなる反応に固まっていると、洸がふっと微笑んで私の鼻の頭に軽いキスを落とす。

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