Good day ! 5
「翼くん、今……なんて?」
「だから、今頃気づいたのか? 俺が美羽を好きだって」
美羽は、くりっとした瞳を更に大きくして息を呑む。
翼はそんな美羽に、ふっと優しく微笑んだ。
「美羽。俺は無邪気で明るい美羽のことが大好きだ。可愛くて純粋で、一点の曇りもない美羽の笑顔が大好きだ。子どもの頃からずっと一緒にいたから、それが当たり前だと思ってた。けど、美羽が他の男のことを話すのを聞いて、どうしようもないほど嫉妬した。美羽が誰かに奪われるなんて、考えただけで耐えられない。だから美羽、これを受け取ってほしい」
そう言うと翼は、ポケットから小さなリングケースを取り出した。
美羽に差し出し、そっとケースを開いて見せる。
キラリと輝く指輪に、美羽はハッと目を見開いた。
「これは……?」
「美羽。CAさんでも、指輪していいんだよな?」
「う、うん。結婚指輪みたいにシンプルな指輪なら、1つだけはめてもいいの」
「それなら、これも大丈夫だよな」
流れるような羽の彫刻が施されたその指輪は、内側に青いダイヤモンドが埋め込まれていた。
そしてその横に【M&T】の刻印。
「翼くん、あの、これって?」
美羽は信じられないとばかりに、声を震わせる。
「今はまだパイロットとしても未熟で、恋愛を第一には出来ない。だけど必ずいつか、美羽を迎えに行く。これはその約束の印。受け取ってくれる?」
「約束の、印?」
「そう。マリッジリングでもエンゲージリングでもない、プロミスリング」
「プロミスリング? そんなのあるの?」
「さあ、どうだろ? でも俺があると言えばある」
真顔で言い切る翼に、美羽はキョトンとしてから笑い出した。
「ふふふ。いいね、プロミスリング」
「ああ、いいだろ? 次はエンゲージリング、その次はマリッジリングもあるぞ」
「ううん。私、この指輪だけでもう充分よ」
「美羽……」
「翼くん、私もあなたが大好きなの。小さい時からずっと近くにいて、すごく楽しくて幸せだった。この先あなたと離れるなんて、考えられない。私もあなたに約束するね、ずっとずっと、待ってますって」
にこっと笑って美羽が左手を差し出すと、翼はその手を取り、ゆっくりと薬指にリングをはめた。
「わあ、きれい」
目の高さに掲げてうっとりする美羽に、翼は言葉もなく見とれる。
「すてきな指輪をありがとう、翼くん。迎えに来てくれるのを、ずっと待ってるね」
「ああ、必ず行くから。約束する」
「でも、出来ればあんまり待たせないでね?」
可愛らしく首をかしげる美羽を、翼はたまらず抱き寄せた。
「俺が待てそうにないよ、美羽」
耳元でささやき、美羽の頬に手を添えると、翼はそっと優しく美羽の唇にキスをした。
「だから、今頃気づいたのか? 俺が美羽を好きだって」
美羽は、くりっとした瞳を更に大きくして息を呑む。
翼はそんな美羽に、ふっと優しく微笑んだ。
「美羽。俺は無邪気で明るい美羽のことが大好きだ。可愛くて純粋で、一点の曇りもない美羽の笑顔が大好きだ。子どもの頃からずっと一緒にいたから、それが当たり前だと思ってた。けど、美羽が他の男のことを話すのを聞いて、どうしようもないほど嫉妬した。美羽が誰かに奪われるなんて、考えただけで耐えられない。だから美羽、これを受け取ってほしい」
そう言うと翼は、ポケットから小さなリングケースを取り出した。
美羽に差し出し、そっとケースを開いて見せる。
キラリと輝く指輪に、美羽はハッと目を見開いた。
「これは……?」
「美羽。CAさんでも、指輪していいんだよな?」
「う、うん。結婚指輪みたいにシンプルな指輪なら、1つだけはめてもいいの」
「それなら、これも大丈夫だよな」
流れるような羽の彫刻が施されたその指輪は、内側に青いダイヤモンドが埋め込まれていた。
そしてその横に【M&T】の刻印。
「翼くん、あの、これって?」
美羽は信じられないとばかりに、声を震わせる。
「今はまだパイロットとしても未熟で、恋愛を第一には出来ない。だけど必ずいつか、美羽を迎えに行く。これはその約束の印。受け取ってくれる?」
「約束の、印?」
「そう。マリッジリングでもエンゲージリングでもない、プロミスリング」
「プロミスリング? そんなのあるの?」
「さあ、どうだろ? でも俺があると言えばある」
真顔で言い切る翼に、美羽はキョトンとしてから笑い出した。
「ふふふ。いいね、プロミスリング」
「ああ、いいだろ? 次はエンゲージリング、その次はマリッジリングもあるぞ」
「ううん。私、この指輪だけでもう充分よ」
「美羽……」
「翼くん、私もあなたが大好きなの。小さい時からずっと近くにいて、すごく楽しくて幸せだった。この先あなたと離れるなんて、考えられない。私もあなたに約束するね、ずっとずっと、待ってますって」
にこっと笑って美羽が左手を差し出すと、翼はその手を取り、ゆっくりと薬指にリングをはめた。
「わあ、きれい」
目の高さに掲げてうっとりする美羽に、翼は言葉もなく見とれる。
「すてきな指輪をありがとう、翼くん。迎えに来てくれるのを、ずっと待ってるね」
「ああ、必ず行くから。約束する」
「でも、出来ればあんまり待たせないでね?」
可愛らしく首をかしげる美羽を、翼はたまらず抱き寄せた。
「俺が待てそうにないよ、美羽」
耳元でささやき、美羽の頬に手を添えると、翼はそっと優しく美羽の唇にキスをした。