Good day ! 5
「ね、舞ちゃん。やっぱり舞ちゃんから見ても、泉くんってかっこいいと思う?」
コーヒーを飲みながら、伊沢が小さく尋ねる。
「そうですね……。確かにかっこいいですし、モテそうだなとは思います」
「だよね。美羽、泉くんのこと好きになるんじゃないかな。美羽からなにか聞いてない?」
「いえ、おそらくなにも」
「おそらくって、なに!?」
「いえいえ、本当になにも」
焦って否定すると、伊沢はため息をついた。
「美羽はさ、幼い頃から翼や翔一と一緒にいたから、あんまり男性を意識してないと思ってたんだよ。だけどやっぱり、24歳の女の子ともなると、恋愛してない訳ないよね」
「うーん。27歳の私が恋愛してないので、なんとも言えませんが……」
「えっ、舞ちゃん、好きな人とかいないの?」
「はい。パイロットとしてもまだまだ未熟ですし、恋愛どころではなくて」
「恵真みたいなこと言うなあ。さすがは親子」
その時、キャビンからのインターホンが鳴った。
「はい、コックピット佐倉です」
『L1泉です。これからミールをお持ちしてもよろしいですか?』
「はい、お願いします」
泉が食事を運んでくると、受け取った伊沢がふと尋ねた。
「泉くんは、彼女いるの?」
「いえ、今はおりません」
「そうなんだ。舞ちゃんといい、泉くんといい、モテそうなのにもったいない」
すると泉は、人差し指を口元に当てて、にこやかに伊沢に言う。
「キャプテン。私のことはともかく、女性の舞さんのことは……」
どうやら舞に恋人がいないと匂わせたのを、やんわり指摘しているらしい。
「あ! そうか。ごめん、舞ちゃん」
「いいえ、お気になさらず。私、そういうのは全く気にしませんので」
「でもごめんね。泉くん、聞かなかったことにしてくれる?」
泉は笑顔で頷く。
「もちろんです。それでは、私はこれで」
そう言って一礼すると、爽やかに出ていった。
コーヒーを飲みながら、伊沢が小さく尋ねる。
「そうですね……。確かにかっこいいですし、モテそうだなとは思います」
「だよね。美羽、泉くんのこと好きになるんじゃないかな。美羽からなにか聞いてない?」
「いえ、おそらくなにも」
「おそらくって、なに!?」
「いえいえ、本当になにも」
焦って否定すると、伊沢はため息をついた。
「美羽はさ、幼い頃から翼や翔一と一緒にいたから、あんまり男性を意識してないと思ってたんだよ。だけどやっぱり、24歳の女の子ともなると、恋愛してない訳ないよね」
「うーん。27歳の私が恋愛してないので、なんとも言えませんが……」
「えっ、舞ちゃん、好きな人とかいないの?」
「はい。パイロットとしてもまだまだ未熟ですし、恋愛どころではなくて」
「恵真みたいなこと言うなあ。さすがは親子」
その時、キャビンからのインターホンが鳴った。
「はい、コックピット佐倉です」
『L1泉です。これからミールをお持ちしてもよろしいですか?』
「はい、お願いします」
泉が食事を運んでくると、受け取った伊沢がふと尋ねた。
「泉くんは、彼女いるの?」
「いえ、今はおりません」
「そうなんだ。舞ちゃんといい、泉くんといい、モテそうなのにもったいない」
すると泉は、人差し指を口元に当てて、にこやかに伊沢に言う。
「キャプテン。私のことはともかく、女性の舞さんのことは……」
どうやら舞に恋人がいないと匂わせたのを、やんわり指摘しているらしい。
「あ! そうか。ごめん、舞ちゃん」
「いいえ、お気になさらず。私、そういうのは全く気にしませんので」
「でもごめんね。泉くん、聞かなかったことにしてくれる?」
泉は笑顔で頷く。
「もちろんです。それでは、私はこれで」
そう言って一礼すると、爽やかに出ていった。