Good day ! 5
一夜が明けても、舞はまだ衝撃から抜け出せずにいた。
「知らなかった、いつの間にお兄ちゃんと美羽が……」
「そうよね、アタシも全然気づかなかったわ」
並んでオフィスへと向かいながら、翔一のオネエ言葉は直らない。
「ねえ、舞ちゃん。あの二人が一緒の部屋に住んだ方がいいんじゃないかしら。アタシと美羽ちゃんで入れ替わる?」
「そうね……。って、待って! それだと私と翔くんが一緒に住むことになるじゃない」
「別にいいでしょ? アタシ達の仲なんだから」
「よくない!」
「つれないわねえ。これまで何回一緒に寝たと思ってるの?」
それは子どもの頃の話で……と言いかけた舞は、ふと視線を感じて振り返る。
すぐ後ろに、目を見開いて仰け反る泉が立っていた。
「あ、泉さん! お疲れ様です」
二人で挨拶しても、泉は固まったまま動かない。
「泉さん? 大丈夫ですか?」
舞が顔を覗き込むと、ようやくハッと我に返った。
「ああ、お疲れ様」
「これからフライトですか?」
「いや、ニューヨークから帰って来たところなんだ」
「そうでしたか、お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね」
「ありがとう。フライトを終えたところで、良かった。本当に……」
そう呟くと、泉はヨロヨロと歩き出した。
「よっぽど大変だったんだねえ、ニューヨーク便」
舞は心配そうに泉の背中を見つめていた。
「知らなかった、いつの間にお兄ちゃんと美羽が……」
「そうよね、アタシも全然気づかなかったわ」
並んでオフィスへと向かいながら、翔一のオネエ言葉は直らない。
「ねえ、舞ちゃん。あの二人が一緒の部屋に住んだ方がいいんじゃないかしら。アタシと美羽ちゃんで入れ替わる?」
「そうね……。って、待って! それだと私と翔くんが一緒に住むことになるじゃない」
「別にいいでしょ? アタシ達の仲なんだから」
「よくない!」
「つれないわねえ。これまで何回一緒に寝たと思ってるの?」
それは子どもの頃の話で……と言いかけた舞は、ふと視線を感じて振り返る。
すぐ後ろに、目を見開いて仰け反る泉が立っていた。
「あ、泉さん! お疲れ様です」
二人で挨拶しても、泉は固まったまま動かない。
「泉さん? 大丈夫ですか?」
舞が顔を覗き込むと、ようやくハッと我に返った。
「ああ、お疲れ様」
「これからフライトですか?」
「いや、ニューヨークから帰って来たところなんだ」
「そうでしたか、お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね」
「ありがとう。フライトを終えたところで、良かった。本当に……」
そう呟くと、泉はヨロヨロと歩き出した。
「よっぽど大変だったんだねえ、ニューヨーク便」
舞は心配そうに泉の背中を見つめていた。