マモノ狩り或いは激情2オープンザゲート
 その時、会場のドアが荒々しく開いた。
 会場がどよめく。
 怒号と歓声が入り混じったような。
 そこに入って来たのは、鬼の様相のバンガ(人間にはマモノと呼ばれる)である。巨体に赤い肌、胸元が開いたシャツを着ているがそこから覗く胸も赤い。
 グルーである。
 拳ガイツが遭遇?したバンガである。拳ガイツもちらっと見て認識した。
 グルーに蹴られた左腿が疼く。
 グルーには2人取り巻きが居た。
 鳥の様に背中に羽が生えたバンガと、岩の様に皮膚をしたバンガである。
 グルーが歩いて来る。
 会場の扉からは、会場中央のリングへはスロープで下がるので、ゆっくりした足取りである。
 「よお、白虎。そんな小僧と遊んでないで俺とランキング戦をやれよ。漂流者さんよ〜」
 現在グルーはランキング2位である。
 3位である白虎に挑戦する権利はある。
 漂流者とは、ランキング内に於いて、上位ランカーになれば上の階へのランクアップも可能なワケだが、それを行わず次試合で負けを喫しランク内にとどまる様な行為をする者をこう呼んだ。
< 6 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop