マモノ狩り或いは激情2オープンザゲート
 拳ガイツがリングへ上がった。
 この前の試合観てたんだ。試す様な真似をしてごめんね。君と手合わせをしたかったんだよ。彼にもすまなかったね。
 悪気もなく、つらつらと白虎。
 拳ガイツは黙って聞いていた。

 「それと」
 上目遣いで白虎。拳ガイツの方が少し上背がある。
 「君のフィニッシュホールド、あのコークスクリューのパンチ、あの秘密も解ったんだよ」
 白虎は続ける。
 「あのL型のフック、コークスクリューに目が行きがちだけど、その後なんだよねーあの技術。この闘技場の公式ルールでは禁止されてないから別に反則ってワケじゃないけどね」
 1拍間を空けて。
 「コークスクリュー打ち抜いた後、肘入れてるよね」
 アンジー以下、セカンドに付いた面々は驚いていた。拳ガイツは真顔である。
 「速すぎてわかりづらいけど、相当な技術だよ、アレ」
 白虎は薄ら笑いである。
 だけど。
 「見抜いた僕には通用しないよ」
 言い切った。
 アンジーである。隣りにいるミアに向かって。
 「アレ、肘入ってたんか?全然分からんかったわ」
 ミアは黙って聞いていた。

 白虎は叫ぶ。
 「ゴング宜しく!3分計ってぇ!」
 拳ガイツに向かって。
 「3分間のエキシビション。OK?」
 拳ガイツは頷いた。
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