二次元彼氏がいるのでリアルな恋は遠慮します
今日の飲み会の席は仲の良い同期かつ、自分と同じように漫画やゲームを愛好している女子たちが同じテーブルに集まっていたため、つい浮かれて推しのことを話してしまった。
そのときの会話を桐島くんにも聞かれていたのだろう。
もう顔を上げられないと俯いていると、桐島くんからさらなる燃料を投下された。
「そのとき、ゲームのキャラクターが彼氏だとも言ってましたよね。本当にゲームのキャラが芳野さんの彼氏なんですか?」
「へ……?」
「確か同期の人たちと、二次元彼氏万歳、って言っていたような……」
「そんなことまで言ってたの!?」
「はい。言ってましたね、思い切り」
フォローをするでもなく言い切られてしまい、開いた口が塞がらない。
確かに私はオタクだし、二次元キャラが大好きだ。
それを会社でも過度に隠すことはしていない。
ただ、誰かに聞かれない限りはオタクであるとカミングアウトしていなかったし、同士たち――いわゆる同じように漫画やアニメ、ゲームを楽しむ人たちにしか推しの話をしたこともなかった。
だから、二次元キャラに本気で恋をしていると思われてしまうのは恥ずかしい。
これは絶対に軽蔑されるに違いないはず……。
「やっぱ、引いたよね……?」
「いえ、引いてませんけど。むしろ嬉しいです」
「嬉しい……?」
「それってつまり、現実では彼氏がいないってことですよね?」
そのときの会話を桐島くんにも聞かれていたのだろう。
もう顔を上げられないと俯いていると、桐島くんからさらなる燃料を投下された。
「そのとき、ゲームのキャラクターが彼氏だとも言ってましたよね。本当にゲームのキャラが芳野さんの彼氏なんですか?」
「へ……?」
「確か同期の人たちと、二次元彼氏万歳、って言っていたような……」
「そんなことまで言ってたの!?」
「はい。言ってましたね、思い切り」
フォローをするでもなく言い切られてしまい、開いた口が塞がらない。
確かに私はオタクだし、二次元キャラが大好きだ。
それを会社でも過度に隠すことはしていない。
ただ、誰かに聞かれない限りはオタクであるとカミングアウトしていなかったし、同士たち――いわゆる同じように漫画やアニメ、ゲームを楽しむ人たちにしか推しの話をしたこともなかった。
だから、二次元キャラに本気で恋をしていると思われてしまうのは恥ずかしい。
これは絶対に軽蔑されるに違いないはず……。
「やっぱ、引いたよね……?」
「いえ、引いてませんけど。むしろ嬉しいです」
「嬉しい……?」
「それってつまり、現実では彼氏がいないってことですよね?」