29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
事務所のスタッフは他に二人いた。雑用を担っている田森の妻と事務職員の華恵である。この二人ともレイナはすぐに打ち解けた。
特に華恵は、レイナと同じ花沢女子学園高校の出身であったこともあり、共通の話題を通してかなり親しくなった。偶然にも互いに英会話部に所属していたという事実がわかってからは益々だった。レイナは華恵の五歳上なため、ちょうど受験のため部活からは身を退いた時に華恵は入部したため、在校していた頃は顔見知りではなかったのだが、所属していた他の部員について、二人の記憶は重なっていたからだ。
実家は世田谷で、英語が得意だった華恵は、青橋学院の女子短大を出て、紹介予定派遣として田森法律事務所へやってきた。今でも英語の勉強を続けており、様々な英語の資格試験に挑戦しながら、働いている。現在では正規職員となり、事務職全般を担っている。
華恵が本当は行きたかったという関東女子大学の出身であるレイナを、華恵は尊敬の念も込めて「先輩」と呼ぶ。この職場においては華恵の方が先輩であるし、まだまだ新米なレイナは少し気恥ずかしいが、母校の後輩であると思うと、それも可愛らしかった。