29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
8 変わる距離
「そんな緊張するな。仕事中なんだから、何もしないよ」
保護犬の引き取りは九月の中旬に決まった。真戸家が快く引き受けると言ったため、先方と調整し、その日程となった。あと二週間と少しの間に、犬を迎えるための準備を整えなくてはならなくなった。ただし、これについては、レイナよりレイナの両親が乗り気になってくれたため、そのまま任せることにした。
八月も残すところあと数日となった。まだまだ暑さは終息の気配がないが、日の入りの時間は日に日に早くなり、雲もだいぶ薄さが垣間見える季節がやってきた。
そんな時期の昼下がりのことだ。レイナと藤川は田森からある業務を言い渡された。八王子簡易裁判所に提出する書類が大量にあるため、車で運んできて欲しいというものだ。さらには府中にある田森の知り合いの法律事務所から借りている資料があり、そちらも量が多めなため、一緒に積んで寄ってきて欲しい、とも。
事務所が所有している車があり、それを使ってよいという。元々は田森が使っていたらしいその軽自動車は、そこそこ年季が入っていた。
八月も残すところあと数日となった。まだまだ暑さは終息の気配がないが、日の入りの時間は日に日に早くなり、雲もだいぶ薄さが垣間見える季節がやってきた。
そんな時期の昼下がりのことだ。レイナと藤川は田森からある業務を言い渡された。八王子簡易裁判所に提出する書類が大量にあるため、車で運んできて欲しいというものだ。さらには府中にある田森の知り合いの法律事務所から借りている資料があり、そちらも量が多めなため、一緒に積んで寄ってきて欲しい、とも。
事務所が所有している車があり、それを使ってよいという。元々は田森が使っていたらしいその軽自動車は、そこそこ年季が入っていた。