29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
レイナは藤川の身の上については触れていない。触れてしまうと、自分も話さなくてはならなくなりそうだからだ。

駐車場を出て道路に入った所でレイナは聞いた。

「どんな犬なんですか?」

「黒いミニチュアダックスのメス。今、確か六歳だったかな」

「そうですか。私も田森所長から引き取りの話が来てます。オスのチワワです」

「オスか。心配だな。レイナが取られちゃうよ」

「何言ってるんですか?犬ですよ」

レイナは声を立てて笑ってしまった。

「それと、この前は本当にいろいろとありがとうございました」

あの後、互いに多忙で、ほとんど顔を合わせていなかったため、レイナはきちんと礼を言いたいとずっと切望していたのだ。

「いや、いいんだよ。でも本当に無事でよかった。とんでもない連中だったよね」

「そうですね」

その後、男たちは音沙汰がない。どうやら警察がしっかり動いているようだ。

「田森所長、レイナのこと絶賛してたよ。勇敢で頼もしいって」

「そんな、恐れ多いです」
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