29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「あそこは人気高いからな」

「みたいですね。星雪歌劇団のファンを公言されていたので、私もファンですって、猛烈アピールしたんですが、ダメでした」

「それは落ちるわな」

また藤川に笑われてしまった。

「女性だけの事務所で、働きやすそうで、いいなって思ったんですけどね...」

「またそうやって男から逃げようとしてたの?」

今度は府中SICより、高速に乗る。その入口が近づいてきた。

「いえ、そんなことは...」

「残念だったな」

「でも田森所長はいい人なので、ここへ来たことを後悔はしてません」

それは嘘ではない。田森の穏やかな人柄に、レイナは救われている。

「確かに田森所長は人柄はいいよね。でも、あれでなかなかくせ者だからな。時代が違うから、単純な比較はできないけど、なんせあの人は学生時代に一桁合格してるからね」

「一桁!?」

レイナは声が上擦ってしまった。

「そうだよ。驚いた?」

「驚いたも何も、どうしてこんな所に埋もれているのか、謎なんですが」
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