29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
ちょうど九月が誕生日である藤川のためにプレゼントを渡すのにいい機会となった。

西新宿にある有名外資系高級ホテルの玄関で夜九時に待ち合わせをした。藤川は出張前のこの日に片付けなくてはならない案件があり、この時間がいいと指定があったのだ。

レイナは午前中とお昼に少し予定があったが、それを終えてからは適当に時間を潰してホテルへ向かった。

「レイナ」

ホテルの入口に、見慣れた凛々しい顔立ちが現れた。レイナは軽く手を挙げ、顔を綻ばせた。

二人で並んでホテルの玄関を跨いだ。

ロビーは、くたびれたようにソファーに座る外国人観光客と、彼らの荷物を運搬するためにあくせく動き回るベルボーイでせわしなかった。

その隙間を縫って、二人はエレベーターに乗り込み、最上階のスカイラウンジを目指した。ちょうどタイミング良く他の客が乗り込まなかったため、庫内は二人の貸切りとなった。

「わあ、綺麗」

このホテルのエレベーターは外壁が窓になっており、景色が見渡せる。そのため、西新宿の高層ビル群から発されるライトが闇夜を幻想的に浮かび上がらせる様を映しながら、上昇した。
< 155 / 254 >

この作品をシェア

pagetop