29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡

「お誕生日おめでとうございます」

そうこうしているうちに、エレベーターは最上階に到着した。

扉が開くと、そこには今観てきた景色が何倍も広がっていた。窓一面で都心全体の夜景を映している。

その大きな窓に面した横並びの席に二人は通された。ここは机と椅子が高い。脚の長い二人にとっては、格好の席である。

夜景もさることながら、ボトルやグラスがずらりと飾られているバーカウンターも、さらに明かりの落とされたムーディーな店内の趣向も、レイナにとっては初めて目にするありさまだ。下戸であるし、夜に出かける習慣がほとんどないためだ。

レイナはノンアルコールカクテルのシンデレラを、藤川はウィスキーを注文した。

「私、お酒を飲まないので、こういう所は初めてです」

逆三角のグラスに入った黄色のカクテルを傾けながら、レイナは言った。

「そうか。どう?楽しい?」

「はい。とっても」

レイナの顔を藤川はじっと見ている。その瞳は酷くなまめかしい。

どうしよう。このままだと、吸い込まれてしまいそう...。
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