29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「笑わないでください。すごい好きなんです」

「ごめん、ごめん」

レイナは床に落としてしまった判例集を拾い上げ、元あった位置に戻した。それを終えると席に戻り、パソコンを落とし、荷物をまとめた。

「今日はもう帰ります」

「わかった。じゃあ、一緒に帰ろう」

「はあ?」

気構えたレイナに対し、藤川は再び笑った。

「駅までね」

ホッと安心するとともに、自意識過剰な反応をしてしまった自分をレイナは恥じた。

電気を消して事務所の施錠をし、エレベーターの前に来た所で、藤川が聞いてきた。

「さっきの付き合う話、OKって捉えていい?」

それに対し、レイナは少し黙った。

乗り込んだエレベーターの中に、人が誰もいなかったのを確認して、レイナは口を開いた。

「ダラダラ付き合う気はないです」

「うん。いいよ」

「とりあえず三ヶ月ください。その間に、あなたを見極めていいですか?」

エレベーターの壁に手をつき、藤川はレイナを追い込んだ。
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