29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
それでも意に反して、手は着々と洗浄という名の準備を進める。

いいんだね、私。彼にすべてを捧げるんだね?

身体についた泡を流し終え、バスタオルで拭いていく。横目で白地に青と銀の糸で花柄の刺繍が入ったブラとショーツを見る。

比較的、新しくて綺麗な下着をつけてきてよかった、とレイナは思った。

ガウンを羽織り、ドライヤーで髪を乾かす。

これが終わったら、私は違う次元に行くんだ...。

乾いた髪を備付けの櫛で整え、鏡の中の自分を見る。

頬がかなり紅い。

さようなら。純潔だった私。

レイナは洋服をかけたハンガーと靴を持ち、バスルームの扉を開けた。

クローゼットに服と靴をしまうと、レイナは部屋の中央に目を遣った。

窓にはカーテンがかけられ、テレビは消され、ライトは少し落とされていた。

キングサイズベッドのサイドに、藤川は腰掛けていた。布団は剥がされ、シーツが見えている。

やっぱり慣れてるんだ。

そう思うと、鼓動が内耳にひどく轟いた。
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