29歳新人女性弁護士 超イケメンハイスペックな先輩に溺愛されちゃいました♡
「なんか何から何までごめんね。ホントにありがとう」

隣で横になっている藤川の腕に、レイナは頬を寄せた。

「いいんだよ。こちらこそ、今日はレイナに無理させてしまって、ごめんね」

レイナの肩と背を藤川は撫でた。

「ううん、大丈夫。あとね、私、会ってもいいよ。亮也さんのご家族に」

「えっ、急にどうしたの?」

「特に理由はないよ。ただなんとなく」

「そっか。ありがとう。できれば理香と梨奈、梨奈ってのは下の姉なんだけど、その二人もいた方がいいよね?」

「お忙しいでしょうから、予定が合えば、でいいからね」

「わかった。調整してみる」

「ありがとう」

レイナは穏やかに微笑んだ。

「お姉さん、素敵な方たちなんだろうな、って想像してるよ」

「それは期待に沿えるかな。うちは子どもの頃、喧嘩ばっかりだったからな。理香は五歳上だから俺とはしなかったけど、姉二人は二歳差だからほぼ毎日、高校か、あるいは大学までずっとやってた。俺は梨奈と小学生の頃、数日おきにバトってたな。しかも大抵おやつをかけて。だから素敵とはちっとも思えないよね」

「自分のきょうだいを素敵とはあんまり思えないでしょ。私から見たら、っていう意味だよ」

クスクスとレイナは笑った。
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